今回、この講座で様々な種類のみそを食べ比べてみるという機会をいただき、みそについて新たな発見が多くあり、貴重な体験をすることができました。普段なじみがある米みそだけでなく、麦みそや豆みそ、白みそなどを食べ比べて素材の味や甘味、塩味の強さなどがこんなにも違うものかと衝撃を受けました。同じ種類のみそでも、麹の配合割合や熟成期間の違いにより甘味の強さ・風味が大きく変わりとても興味深く体験することができました。みその味や魅力を幾通りにも変化させる“麹”の素晴らしさを感じるとともに、和食においては古くから微生物が我々日本人に健康とおいしさという恩恵をもたらしてくれていることを実感しました。和食離れが進む現代において、日本人として和食の魅力をもっと知り、ユネスコ無形文化遺産としての誇りを持つべきだと改めて思いました。私自身も今後、いろいろな種類のみそに触れておいしさの違いを楽しんでいきたいと思いました。

平成29年11月23日(木)第6回東京都栄養士大会(会場:東京農業大学)